ミシンの実際

去年の秋頃に実店舗でミシンを購入しました。
お値段10万円…!
実物はこちら

シンガーのミシンです。
あんまり知識もないままいきなりお店に行ってしまったので、後から振り返るとあれって悪徳商法だったのでは…なんて思ったりしますが、実際は使いやすいし見た目も気に入っています。
ただ今回勉強になった点もいくつかあったので、これからミシンを買おうかと思っている方へ向けてアドバイス的なものを書いておくことにします。
ただし私も初心者なので、あくまで初めてミシンを買う人向けになっています。


ネットで下調べを

昔に比べて廉価になったといっても安い買い物ではありません。
現在の相場がどんなものか、今ではネット上でミシンも買える時代なのでネットで検索して感じを掴んでおきましょう。
そしてお店に行って気に入ったミシンを見つけたら、型番を覚えておいて1回家に帰りネットで検索してみてください。
妥当だと思える金額で勧められましたか?
私も素人なので、実店舗とネットショップではどういう感じで金額に差が出るのかは分かりませんが、2つの金額の差が分かれば店員さんに聞くことが出来ます。


私の場合

飛び込みで行った私の場合、ミシンの相場も分からないままだったので提示された金額が妥当なものなのか、判断が出来ませんでした。
最初に言われた金額は15万円。
自分だけじゃ決めかねるので「家に帰って相談してみます」と言うと、

「今ならこの展示しているものを5万円引きでお売りできます」

今思えば上手く丸め込まれた感が半端じゃないのですが、当時の私はその言葉にぐらつきお買い上げ。
後で騙されたのかな〜と不安感が沸いてきたのですが、実店舗だからいつでも分からないこと聞けるし、修理もしてくれるだろうしと割り切ることにしました。
実際、そのお店は今もちゃんと営業してるし、ミシンも快調に動いています。


ミシン屋さんの販売方法

さて、今回実店舗にてミシンを購入して、担当してくれた店員さんの説明の流れが上手かったなぁと割と冷静に思えたので、その流れをご紹介しておきます。

  1. 折り込みチラシに安い目玉商品を載せる
  2. それを餌にお客さんを呼ぶ
  3. 安いミシンを見てる『ミシンは学校の家庭科以来』な人を発見
  4. 「それは糸調子を合わせるのがめんどくさいですよ」と助言
  5. ちょっと値は張るけど自動糸調子機能付きのミシンを紹介
  6. 実際にいいミシンであっという間にファスナー付きポーチを目の前で作成
  7. お客さんの目がキラキラしだす
  8. お買い上げ

ちょっと表現が悪い部分は目を瞑ってもらって、私の時はこういう風に購入まで至ったのでした。
もう、店員さんのミシンさばきが見事で、「私にも出来るかも!」っていう気持ちになってしまうんです。


自動糸調子

自動糸調子とは、布の厚みを感知して糸の調子を自動で合わせてくれる機能です。
今までミシンに触れてなかっためんどくさがりな人は必要だと思います。
私も最初はちょっとした小物が作れればいいんだから〜と思っていたのですが、ちょっとした物でも意外と布の厚みって変わるんです。
例えば巾着袋を作るとします。
それだけでも、実際縫っていくと布の厚みは2枚分〜4枚分くらいは変動します。
そういう箇所を糸調子を気にせずゴリゴリっとやると安いミシンは壊れてしまうのです。
それでもう面倒になって、投げ出してしまう人が多い…と聞きました。
めんどくさがりな私が今まで、手提げ袋やお弁当袋を作ることが出来たのは自動糸調子があったからだと思っています。

最近作ったランチョンマットとコースター。
リバーシブルです。